引きこもりの親御さん必読!引きこもりの心理とその解決法をカウンセラーが解説!

2019年3月8日

こんな言葉をお子さんにかけてはいませんでしたか?

「引きこもってゲームばかりするんじゃない!」
「お前のことが心配なんだ」
「将来どうするつもりなんだ!」

子供が引きこもっていて心配になるのは当然のことでしょう。
しかし、そういった声かけで外に出てくることは滅多にないです。

親御さん自身も悩んで苦しんで
どうしたらいいのかと苦悩して来たかと思います。

 

僕自身、高校の時に不登校、
社会人になってからも鬱に悩み引きこもり生活をしていました。

そんな実体験やカウンセリングを通して知った知識を含めて
引きこもりについて解説します。

今回の記事を読むことで、
引きこもりの気持ちや接し方、親ができることがわかると思います。

引きこもりとは?

まずは基本的な引きこもりの概要を掴んでおきましょう。

厚生労働省ではこのように定義しています。

仕事や学校にゆかず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、
6か月以上続けて自宅に引きこもっている状態。

なるほど、たしかに外での交流をせずに6か月閉じこもると
引きこもりだと定義するのは妥当かと思います。

でも、6か月引きこもっていなくとも
例えば、4か月であっても心配にはなりますよね。

では、実際に引きこもっていると
どのような気持ちになるのかを紹介します。

 

どんな気持ちなのか

引きこもっていると

「楽をしている」「怠けている」

といった不真面目な人間だと誤解されることが多いのですが
そんなことはありません。

むしろ、引きこもりの特徴は

「優しい」「家族思い」「真面目」「素直」など

実を言うと、とても良い人なんです。
良い人だからこそ、引きこもりになると言っても過言ではありません。

 

引きこもりが感じている気持ちを例えると

親であるみなさんも
普通に会社に行ったり、自営業を始めたり
ご近所付き合いをしている中で
何か、「ミス」をすることはありませんか?

例えば、職場でお客さんを怒らせてしまって
落ち込んで自己嫌悪に陥るということがあると思います。

そういった誰でも感じることがある自己嫌悪の気持ちを
家にいながら寝ても覚めてもずっと感じていると想像してみてください。

どうでしたか?
まあまあ、辛くないですか?

引きこもりの人は常に自己嫌悪の気持ちと闘っています。

 

自己嫌悪をする理由

自己嫌悪をしてしまう理由を一言で表すなら「真面目だから」です。

本当に不真面目なのであれば
自己嫌悪なんてしません。

真面目だからこそ、
「こんな生き方で良いのか?」
「自分は本当にダメなやつだ」
と自分を責めてしまうんです。

そして、「優しさ」も大きな理由のひとつでしょう。

本当は、親に楽をさせたい。期待に応えたい。
という気持ちはあるけれど
それができない自分を責めてしまいます。

 

親が口出しするとどうなるのか

冒頭でも書きましたが、

「引きこもってゲームばかりするんじゃない!」
「お前のことが心配なんだ」
「将来どうするつもりなんだ!」

という声かけをしても、効果はありません。

効果がない理由は簡単です。
先ほどの例え話を使いましょう。

 

職場でお客さんを怒らせてしまって
落ち込んで自己嫌悪に陥った時に上司に

「お客さんを怒らせるんじゃない!」
「お前の仕事の仕方は心配だ」
「今後どうするつもりなんだ」

と言われたとしましょう。

大抵の人がこう言いたくなったのではないでしょうか?

「わかっとるわ!!」

「ほっといてくれ!!」

 

そう。引きこもりも同じです。
親が放つ言葉って引きこもりからしたら全てわかってるんです。
なぜなら、常に自分で自分に対して言ってる言葉だから。

 

優しい声かけもあまり意味がない

優しい声かけなら良いのではないか?
と疑問に思ったかもしれませんが、これもあまり意味がありません。

親に優しくされたとしても、
自分のせいで両親を苦しめてしまっている
という気持ちを増幅するキッカケになることが多いです。

叱責するよりは良いと思いますが、
僕はオススメしていません。

 

親ができること

「じゃあ、親は何をすればいいの?」
という疑問が湧いてきたかと思います。

どうにかしようと、声かけをしてもどうにもならない。
むしろそれは逆効果かもしれない。
八方塞がりな気分かもしれませんが、方法がないわけではありません。

カウンセリングを通して僕が感じた
親ができることは次の2つだけだと思っています。

 

いつでも協力する準備ができていることを伝えて見守る

アドラー心理学では「課題の分離」という考え方があります。
これは、「その問題は一体だれが解決しないといけないことなのか?」
を明確にするということです。

誰が解決することなのかわからない場合はこう考えてみましょう。
「その選択(引きこもるなど)によって
生じた結末を一体だれが引き受けるのか?」

こう考えると、おのずと誰の課題なのか明確になってきます。

僕が何を言いたいのかというと、
引きこもっていることに向き合わなければならないのは
あくまで本人であり、親がどうこうすることではないということです。

そして、見出しの通りですが

「いつでも協力する準備ができていることを伝えて見守る」

ということが大切です。

本人が向き合うことだからと言って
放っておくだけでは、さらに引きこもる可能性が高くなるので
「私たちはあなたの味方だよ、いつでも手助けするからね」
という気持ちは伝えておく必要があります。

引きこもりに対して親が直接言えることやできることは
これくらいしかないと考えてもらった方が良いでしょう。

 

親が好きなことをして楽しく生きる

引きこもりの親御さんができることで
一番効果的なのは
親が楽しく生きる姿を見せることです。

自己嫌悪の理由のところで

本当は、親に楽をさせたい。期待に応えたい。
という気持ちはあるけれど
それができない自分を責めてしまいます。

という部分がありましたね。

つまり、自分が引きこもっているせいで
両親が辛い思いをしていると考えている状態です。

であれば、先に親が楽しくしていれば良いんです。
【旅行に行く】【やりたかった趣味を始める】など、
本当はやりたかったけどやっていなかったことをやりましょう。

僕が知っている実際にあった事例でも
親が変わったことで子供が変わるということはよくあります。

とくに、引きこもりに関してはその効果が顕著に表れるので
この方法を試すことが一番重要であると言えます。

 

今回のまとめ

結局のところ、親ができることはかなり限られています。
心配になる気持ちは分かりますが、
急いでどうにかなるものではないので気長にいきましょう。

それでは、今回の要点をまとめますね。

  • 引きこもりは怠けているわけではない
  • 引きこもりは自己嫌悪と常に闘っている
  • 声かけをしても効果はほぼ無い
  • 引きこもりを解決するのは本人だけの課題
  • 親ができることは、いつでも協力すると伝えることと、人生を楽しむこと。

 

最後に、ここで紹介した方法に抵抗がある人ほど
いつでも協力することを伝えて、人生を楽しむ
というのをやった方が良い傾向があります。

なぜなら、抵抗があるということは
今までやってこなかったということだから。

これまでのやり方で上手くいかなかったのであれば
「それはないわ~」と思う方法を試すことで道が開けます。

引きこもりの人も親御さんも
楽しく過ごせることを願っています。

 

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それでは、また次回お会いしましょう!