引きこもりが昼夜逆転する理由と、その治し方を元引きこもりカウンセラーが伝授!

こんな悩みはありませんか?

「うちの子は引きこもってて朝起きてこない」

「夜遅くまで起きていて、今後社会に出られるのか不安」

「今まで散々朝起きろと言ってもダメだった」

など、状況は各家庭によって違うかもしれませんが
引きこもりの人は大抵の場合昼夜逆転になりがちです。

そんな我が子を見て、
どうしたものかと悩む親御さんが多いのも必然でしょう。

今回は、そんな昼夜逆転がなぜ起こるのかと
その対処法についてカウンセラー犬太がお答えします。



引きこもりと昼夜逆転はセット

引きこもっている時は昼夜逆転がほぼ確実に起こります。
なので、引きこもりと昼夜逆転はセットで起こるものだと
まず、認識しましょう。

ということは、こう言い換えることもできます。

昼夜逆転が治れば、引きこもりも治る傾向が強い

ということです。

それでは、まずは以下の項目で昼夜逆転が起こる
メカニズムについて理解しましょう。

 

昼夜逆転の理由は日中感じる劣等感にあった!

引きこもりではない人には理解できない感覚かもしれませんが
引きこもっているときの日中の劣等感はとてつもないものです。

不登校を例に挙げれば、
朝起きたら外から同年代の子たちが
登校している音が聞こえたり姿を見たりします。
そして、登校している子たちと自分を比べて劣等感を感じます。

成人してからの引きこもりにも同じことが言えます。

つまり、引きこもりにとって日中は
劣等感を感じやすい時間帯なので
できることなら寝て過ごした方が気持ちが楽なんです。

 

僕が体験した不登校の感覚

僕も高校生の頃に不登校を経験しました。
先ほど挙げた例の通り、
朝外を行きかう同年代の人たちを見たくありませんでした。

そうなると必然的にカーテンを閉めっぱなしにします。

そして、自分がこれ以上傷つかないために
寝て過ごしていました。

寝ている間は劣等感を感じなくて済むからです。

ある意味、自分を守るための防衛策でした。

そして、起きている間は基本的に自分責めをしていて
夕方になるにつれて気分が落ち着いてきます。

なぜなら、夕方以降は同年代の人たちも
家で過ごしているはずだからです。

自分だけが家にいるんじゃない。
みんなこの時間は家にいるはずなんだ。

そう思えるから、夕方からは元気を取り戻しました。

だから、昼夜逆転はその当時僕にとって必要なことだったんです。

 

昼夜逆転は解決しない方が良いことが多い

ここまで読んで頂けたのであれば、
昼夜逆転をどうにかしようとしない方が良いのかもしれないと
思って頂けたのではないでしょうか?

実際のところ、解決しようとしない方が良いでしょう。

確かに、昼夜逆転生活はメンタルにもよくありませんし
体の不調にも繋がりやすいです。
親御さんが心配する気持ちも当然でしょう。

しかし、とりあえず昼夜逆転だけどうにかしようとしても
大抵の場合上手くいきません。
無理に治そうとすると家庭内暴力など
別の問題に発展する可能性が高まります。

その原因は、日中感じる劣等感を払拭できていないからです。
日中外に出ても良いんだと本人が感じられた時に初めて昼夜逆転が治ります。

 

では、どうすれば良いのか?

どうすれば良いのかは、各々の状況によって変わりますが
大きく分けて僕は、「成人している人」と「不登校」の
2つに分けられると考えています。

まず、「不登校」の場合について解説しますね。

 

昼夜逆転の治し方(不登校の場合)

不登校の場合は、環境を変えることでケロっと治ることが多い印象です。

例えば、通信制に変わったり、転校することで一気に解決する場合があります。

他の方法としては、
親が「行っても行かなくても、どっちでもいいよ」という
覚悟ができるかどうかで劇的に変わります。

不登校になる子って真面目で優しい子がほとんどです。
だから、親の期待に応えようと必死です。

つまり、「学校に行かなきゃ!」と常に感じており
その気持ちが首を絞めてしまっている状態です。

そこで親が「どっちでも良いんだよ」と考えを変えることで
子供は楽になれます。

そして、その結果昼夜逆転が治ることに結びつきます。

 

【重要】ちょっとこの言葉を言ってみてください

ここ、本当に大切なポイントなので、
ここだけでも不登校の子の親御さんは読んでほしいです!

ここまで読んでくださった親御さんに試してみてほしいんですが
一度こう呟いてみてくれませんか?

 

「勉強できなくていい」

 

どんな感じがしましたか?
胸の奥の方が気持ち悪くなりませんでしたか?

大抵の場合、不登校の親御さんは
勉強ができないとヤバイ!という気持ちが大きいです。

その気持ちが子供に伝わって
結果、不登校という現実に繋がっている場合が多いです。

だからこそ、「勉強できなくていい」と親御さんが呟くことで
親御さん自身がまず「勉強できなくていい」
ということを自分に許可してあげてください。
ここ、本当に重要なポイントです。

 

僕の実例:通信制になったとたん朝から通い出した話

不登校で昼夜逆転をしていた僕が
いかにして昼夜逆転を解消していったのかを例として紹介しておきますね。

 

僕が不登校をしていた時は、
寝るのは午前4時ごろで起きるのは大体お昼過ぎの14時とかでした。

高1の冬からだんだん行かなくなり、
高3の秋まで頑張りましたが
出席日数が足りないということで通信制に変わりました。

通信制になって何が変わったのかというと

【行っても行かなくても良い】

という点が一番大きな変化でした。

通信制なんだから、当たり前の変化かもしれませんが
学校に行っていなくても自分は許されると思えたことで
外に出ることが楽になりました。

結果的に僕は朝起きて電車に乗り以前よりも離れた
通信高校に通うようになっていました。

本当は、登校しなくても良かったんですが
週4回ほど通えるようになっていたので驚きの変化です。

 

昼夜逆転の治し方(成人の場合)

成人の場合は、学校を変えるなどの対策が打てないことから
不登校よりも少々厄介かもしれませんが方法がないわけではありません。

しかし、親が子に対してできることは
主にたった2つのことしかありません。

でも、このたった2つのコトがとても大切です。

以下の記事に、
引きこもりに対して親御さんができる、たった2つの大切なコトを
まとめてあるので、参考になさってください。

引きこもりの親御さん必読!引きこもりの心理とその解決法をカウンセラーが解説!

 

今回のまとめ

それでは、今回の記事の要点をまとめておきますね。

  • 引きこもりと昼夜逆転はセットと考える
  • 昼夜逆転は日中の劣等感が原因
  • 昼夜逆転自体を解決しようとしない
  • 不登校の場合は環境が変わるだけでも劇的に改善する
  • 親が「勉強できなくていい」と腹をくくると改善する
  • 成人の昼夜逆転(引きこもり)に対して親ができることはたった2つ【参考記事より】

最後に、親御さんが前提として持っておかなければならないのは

無理に昼夜逆転をどうにかしようとするのではなく、
あくまで自発的に起きてくる環境づくりが大切だという考え方です。

親御さんも辛い時があると思いますが
一歩ずつ、一歩ずつ進みましょう。

自分たちではどうすることもできないと思った場合は、
カウンセリングを受けることも大切です。

随時カウンセリングを受け付けているので
困った時は一度、ご連絡ください。

犬太のカウンセリングを受ける

 

【犬太厳選】引きこもりについて理解を深められる書籍

引きこもりの心理を掴むのに心理学の本を読む必要はありません。
正直言ってこの小説を一冊読むだけでも
かなり理解が深まります。


かがみの孤城

この作品は登場人物が全員、不登校の引きこもりです。
引きこもりならではの心理を綺麗に描写してくれているので
心理学の本を読むよりも役に立ちます。

物語自体も面白いので、
楽しく引きこもりの心理について考えられます。
是非手に取ってみて下さいね!

 

それでは、また次回お会いしましょう!